2-6 十二支の世界
十干と十二支の結びつきとは?
東洋哲理の学問を紐解いていくには、宇宙と人間の結びつきのしくみを観て行く必要があります。
宇宙とは時間と空間が、常に一体となったものです。
人間が小宇宙なのであれば、時間分類となる十二支とも結びつけなくてはなりません。
ただし、十二支と本能を結合することはできません。
本能と云えるものは人間の体内にあり、十干と結合させることによって初めて人間の肉体を離れ、宇宙空間と一体となります。
人間の体内の本能と時間は、決して直接は結び付かず、一度空間に出すことで結合作用ができるとしています。
十干なり本能なりは空間分類ですから、根底には同質なものがありますので、比較的簡単ですが、十干と十二支の結合は大自然が味方してくれる(方法を教えてくれる)ところをもって、その気の立地(安定して存在している場)であると考えたのです。
そこで、肉体から離れ、一度空間に位置したものと十二支とを結びつけていくのです。
土性の定位置
また、五行を十二支で表す際には、土性だけは常に中央定位置とし、四季節を包括していると考えました。
一年十二か月季節の内、各季節の終わりに土用月を設けています。
十二支の分析
十干・十二支が結合することになりますが、陽干と陽支、陰干と陰支の結びつきの約束事を守って結合し、この作用の上からは甲と寅が共通の要素を所有することにな
ります。
例えば、
(十干)甲 = 守備本能 = 陽
(十二支)寅 = 守備本能 = 陽
というように、十二支と十干を五行で表す場合は、上の方鑑図のような結びつきとなります。
十二支による分析には、この組み合わせを使用していくことになります。
つまり、寅年生まれの要素を分析する際には、五行の要素や十干の要素(人間の本質)を用いて
『寅年生まれは守備本能を所有し、守りは堅く、独立独歩の気風となり、人生の速度は遅くなる』等の答えが出ることになります。
十二支の方艦図
この十干十二支の意味をさらに細かく、方向、季節、五行、色彩、明暗、湿乾、寒暖等を加えていきます。
すると人間の本能を一度空間に取り出したので、地上の物事、天空の物事、宇宙に関するありとあらゆる物事を全て結びつけることが可能となっているのです。
そして初めて、人間も含めて時間・空間が一体となった世界が見えることになるのです。
ここに東洋人の思考の素晴らしさが現れ、十二次(地上)、十二位(天空)、十干十二支、五行、本能、色彩、音律その他諸々を包括し「天地人三歳」が体となった方艦図(神羅万象この世のすべて)が成立することになります。
このような原理から様々なものが生まれ、東洋の思想学、占い、家相、手相、人相等の根源を成しています。
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