1-3 五徳本能とは
人間の本能
人間が生存するのに必要なエネルギーを「本能」と呼びます。
その本能の根源はどのようなものがあるのでしょうか。
本能には5種類の質があります。
本能を目に見えない質であり空間的なものと考えれば、五空間(五行)の世界でも表すことができます。
本能の第一は金性の『攻撃本能』、これに対し正反対にあるのが木性の『守備本能』、そして水性の『習得本能』、習得する立場と正反対にあるものが火性の『伝達本能』、これらの中心的存在となり、全体を上手くコントロールしているのが土性の『引力本能』となります。
人の五徳分類
これらの五本能に『五徳分類』の名称をあてはめますと、義徳(攻撃本能)、仁徳(守備本能)、智徳(習得本能)、礼徳(伝達本能)、信徳(引力本能)の五徳分類に分かれていきます。
この五徳をもちまして、人間の所有する気の範囲としています。
五徳は地上に存在する人間であれば、多い少ないの違いはありますが、すべてを所有しています。
五徳は人間に実に多くの事柄を教えてくれます。
人間の引力本能は学び取った知性を、守りの中で作り上げ、表現の力で社会に発揮することで増大することも教え、知恵だけでも、攻撃だけでも、人間の魅力は半減してしまうことを教えてくれます。
“礼儀礼節が備わらない者は信用が得られない”
“貧しい人を仁徳で救っても知性に欠けていては真の救いとはならない”
などです。
このように全体的な視野に人間を捉えたバランス思考が、東洋哲理では重んじられ、これらが後の中庸の思考となっています。
こうした本能分類をさらに進めると、宇宙=人間、天地と人間はひとつになっていくと考えられていきます。
人の気の五徳分類は、天・地を分類した五行と同じことなのです。
同じ五行で分類したからこそ、人間が天・地(宇宙)の仲間入りができ、この思想は運命学なり仏教・儒教等で大いに活用されることになっていきます。
人間小宇宙論
人間本能分類手法で宇宙の仲間になれたのであれば、後は人間小宇宙体として考えても無理がないことになります。
これが古代東洋における『人間小宇宙論』となっているのです。
大地の五行は見えますが、人間の五徳は見えません。
大地の方は土性が中心となり他の存在があります。
大地は火力(火性)によって生まれ、木性によって大地そのものが崩れにくくなります。
人間の方も土性に相当するのは、信徳(引力本能)となることで人生が崩れにくくなると考えます。
地上の様々な現象を観察していきますと、五行には相生相剋があることが何となく解ってきます。
当然のこととして、ひとりの人間にも五行があると云えることになり、人間という小宇宙にも五行の相生相剋が存在していると考えます。
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